グローブ・ポーターは米オレゴン州ポートランドに拠点を置くデザイン事務所です。コンサルティングから実制作まで戦略的かつ効率的に開発します。
一番シンプルに言うと、英語圏マーケットを含めた、より大きなマーケットに進出したい日本の企業のお手伝いをすることです。もう少し掘り下げた答えだと、多様性がハーモニーを織りなす社会の実現に寄与することです。
グローバル化が進み、国や地域が均一になっていると嘆かれて久しい時代ですが、グローバル化が進んだからこそ地域の特色が深まるというシナリオも十分可能性があると私たちは考えています。
日本各地の土壌で生まれた商品やサービスは、そこで培われた精神・叡智・人間知が詰まっています。世界にマーケットを求めることで、国境を越えてより多くの生活を豊かにし、ひるがえっては日本の地域・会社がより自分の色を鮮やかにしていく。そんな双方に利益のあるウィンウィンな構造を、企画ごと案件ごとに強化していくことが、私たちのミッションです。
自分を極めよ。他人の個性はもう誰かのものなのだから。
Be yourself; everyone else is already taken.—Oscar Wilde
これは警句の宝庫であるオスカー・ワイルドの言葉です。クライアントの案件を扱う上で私たちが大切にしている基本姿勢です。うまくいっているビジネスを模倣するのではなく、クライアントの「ビジョン」や「強み」を見つけ、ビジネスや商品・サービスの魅力を最大限に引き出すことを第一に考えています。どんな案件でも、いったん内側に深く掘り下げ、ブランドや商品の持つエネルギー源を探り当て、その流れの必然の終着点としてのデザインを提供する姿勢を大切にしています。
一つには「地球」としてのグローブの意味で、ポーターは「荷物を届ける運び手 ・橋渡し役」なので、世界に思いを届ける運び手、という意味があります。もう一つは、右脳と左脳が合わさってできる球体「脳」を指してのグローブ・ポーターで、私たちのプロミス、右脳と左脳を繋げたデザインの提供を意味しています。
合わせると「もともと離れていたクライアントと消費者を、ロジック×エモーションのもたらす豊かな解で繋ぎたい」。その私たちの思いが、名前の由来となっています。
福岡生まれ、福岡育ち。80年代前半に生まれ、21世紀という未来に思いを馳せながら育つ。画家、絵本作家、服飾デザイナー、作家と一貫してアーティストになりたかった子供時代。青年期には、未来ではきっと既存の型や媒体にとらわれない新しいアートが可能になっているはずと、期待と野望を膨らませ未知のクリエイターを夢見る。テレビより本が好きで多国籍文学を読み漁るなか、人間の世界の認識のあり方・感じ方に関心を抱く。東洋の価値観と時に対立する西洋思想の体系に興味を持ち、高校卒業後、渡英。レディング大学哲学専攻。帰国後、翻訳家として働く。技術翻訳・映像翻訳を通して送り手と受け手の背景に目を向けるなか、いかに言語が各人の持つ地図(世界観)のベースを成しているかを体感。渡米しポートランドのデザインスクール Art Institute of Portland にてUX(ユーザー・エクスペリエンス)に重きを置いたWebデザインとグラフィック・デザインを学ぶ。優等賞で卒業。西洋文化圏の思想・言語・視覚言語・美術史に明るく、多様な価値観や思考方法に親みがあり、クライアントの目標を多角的に見つめバイタリティのある解を導き出すことができる。